新芽を一度だけ丁寧に手摘みします
四国のほぼ中央、その昔、土佐樅ノ木山郷と呼ばれた山深い地域(高知県吾川郡いの町・旧吾北村小川)に国友農園はあります。 |
国友農園のお茶は茶木や畑だけでなく、加工にももこだわっています。園主自らが国内外のお茶の産地を約10年かけて視察し、また試作品を200種以上も加工したうえで考えに考え抜いた特別な茶工場で加工を行っています。
山茶ならではの風味・香りを生かすには、やはり釜炒り製法が一番です。
それもドラム式では思いどおりの味・香りが出ないという結論に達し、大釜5基を特注で製作し、据え付けました。
茶葉の温度や茶葉に含まれる水分の蒸気で殺青(お茶の酸化を止める)が進むようすを、目で、手で確認しながら進める特別な加工法です。
すべての工程を手と目で一つ一つチェックしながら加工しているからこそ、自然のお茶が持つ力を最大限に引き出し、独特の味と香りが生まれるのです。
蒸し茶の薮北もライン生産をせず、一工程ずつ取り出しては目と手で茶葉の状態を確認しています。一般の蒸し茶に使われる精揉機はあえて使わず、工程を短縮することで、こだわりの味と香りに仕上げています。
茶工場もJAS認定を受けています。品質管理に細心の注意を払っています。
■小倉山自然生え園 [JAS認定番号:A07-1005-001] 雑木の林の中に自生していた茶木を10年間、カヤ肥えと油かすで育成した実生の茶の木園です。 樹齢何年かわからない古い茶木もあります。 りぐり山茶「岩座」「よたんぼ用」の茶葉が育成されています。 |
■川又日浦山自然生え園 [JAS認定番号:A07-1005-005] 岩場の中の雑木と竹林に自生していた茶木をより自然のままに草肥えのみで育てました。 竹との共生をはかりながら、小倉山よりさらに自然のままに野生茶ともいえる茶作りを目指している園です。 りぐり山茶「龍」の茶葉に育成されています。 |
■小倉山挿し木園[JAS認定番号:A07-1005-002] |
■倉羅々山挿し木園[JAS認定番号:A07-1005-003] |
■薮北園 川原田[JAS認定番号:A07-1005-004]薮北の苗を植えて20年程たつ畑です。山茶と同じように科学肥料、農薬等、一切使用せずカヤ肥えと油かすのみで育成しました。薮北の優しい柔らかな味を引き出す為に風通しの良い遮光をしています。りぐり薮北「秘色の風」「おかめちゃん」「あらほうじ」の茶葉が育成されています。 |
■薮北園 宮ヶ奈路[JAS認定番号:A10-1007-007] |